ここでは
● 一般的なダイレクトドライブ方式のレコードプレーヤー Technics SL-1200MK2など
● ユニバーサルタイプの一般的なアーム
● MC型もしくはMM型のカートリッジ
●「PHONO端子」のある一般的なプリメインアンプ
の組合せを例にしてレコードプレーヤーの不具合をチェック!
レコードプレーヤーを使おうと思ったら、ターンテーブルは回転しているのに
「音が出ない!」「片チャンネルしか聞こえない!」
そんな時のチェックポイントは?
※ トーンアームの調整方法についてはこちらのページをご覧ください。
(1) カートリッジの針先・カンチレバーの確認
● 針先のスタイラスチップの状態は正常ですか?チップが無くなったりしていませんか?
● カンチレバーは折れたり、曲がったりしていませんか?
<↑ カンチレバーが折れている>
>> 別のカートリッジを取り付けてお試しください。
もしくは交換針(MM型カートリッジの場合)をご用意ください。
(2) カートリッジとヘッドシェルの取付確認
● 「カートリッジ」と「ヘッドシェル」は、しっかり取り付けられていますか?
● リード線は断線していませんか? 外れたり、緩んだりしていませんか?
● リード線は接続方法に間違いなく、きちんと接続されていますか?
赤: R(右)チャンネルの+側
緑: R(右)チャンネルの−側
白: L(左)チャンネルの+側
青: L(左)チャンネルの−側
(3) 「カートリッジ取付済みヘッドシェル」と「アーム」との取付確認
● カートリッジを取り付けたヘッドシェルをトーンアームの先端に取り付け、
ロッキングナットを回してしっかり固定していますか?
★ここがポイント! 「トーンアームの先端部」の接点クリーニング!
カートリッジを取り付けたヘッドシェルをトーンアーム先端に取り付ける際、ヘッドシェルとトーンアームの接点が汚れていて、片チャンネル(もしくは両チャンネル)の音が出ない不具合がたいへん多く見受けられます!
そんな時は、
無水エタノール(無水アルコール)を少量染み込ませた綿棒で、ヘッドシェルとトーンアームの接点をクリーニング!
見落としがちな場所なので、必ず確認しておきましょう!
必ず火の気のないところで行ってください。
(4) PHONOケーブルはきちんと取付されていますか?
● PHONOケーブルはアームにきちんと取付されていますか?
抜けたり、緩んだりしていませんか?
※ PHONOケーブルが直付されている場合は(5)に進んでください。
(5) PHONOケーブルはプリメインアンプのPHONO端子に接続されていますか?
● プリメインアンプのPHONO端子以外に接続していませんか?
(PHONO端子以外に接続する場合はフォノイコライザー等を使用する必要があります。)
● きちんとアース線は接続していますか?
アース線を接続しないと電源ハム音が出ます。
トーンアームの調整
※ トーンアームの調整方法についてはこちらのページをご覧ください。
これらのチェックしても「音が出ない!」ときは
レコードプレーヤーの故障の可能性があります。
ヴィンテージオーディオ、単品コンポの修理は、高度な知識、確かな技術、豊富な経験をもつCMJの技術スタッフにお任せください。
> 修理サービスのご利用方法はこちら
レコードプレーヤーを使おうと思ったら、そもそも「ターンテーブルが回転しない!」
そんな時は?
電源ボタンの確認・電源プラグの接続を確認!
● 電源は入りますか?
● 電源プラグが抜けていませんか?
そもそも「電源が入らない」「回転しない」ときは
レコードプレーヤーの故障の可能性があります。
ヴィンテージオーディオ、単品コンポの修理は、高度な知識、確かな技術、豊富な経験をもつCMJの技術スタッフにお任せください。
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